概要Outline
スーパーラップルエルニード工法は、
流動化処理土を用いた地盤改良工法のひとつです。
特殊バケットを用いて混合・攪拌し、
均等性の高い造成体を基礎下に構築することができます。
5つの特徴Features
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優れた経済性
掘削から造成完了までの時間が短く、ほとんどの場合直堀りが可能なため、余掘りや型枠のセット及び撤去が不要となり、低コストを実現しました。
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支持層の確認が
容易支持地盤まで掘削を行うため、目視確認と支持地盤削り取りによる触診が可能になり直接判断ができるため、信頼性が高まりました。
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現場余剰土(処分残土量)が少ない
現場発生土と固化材を攪拌する工法のため、
他工法に比べ発生する残土が少なく、処分も容易です。 -
工期の短縮と
高品質な造成体混合に用いるバケットは土質に応じて使い分けることにより、高品質な改良体の造成を可能にし、効率アップも図れます。
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様々な現場に
機敏に対応可能玉石、転石が含まれる地盤でも掘削~改良体の造成が可能です。
さらに土の含水比の変化や不測の湧水に対しても、現場に応じた水量調整が可能です。
コスト比較
工法 | 見積金額 | 残土処分・埋土含む |
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従来型ラップルコンクリート工法 | 22,476,204円 | 36,122,076円 |
ソイルセメントコラム工法 | 17,106,010円 | 20,735,757円 |
スーパーラップル(エルニード工法) | 8,824,960円 | 12,494,079円 |
施行手順Flow
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掘削幅確認
元請業者様に掘削位置の墨出しを行って頂き、
掘削幅を確認、掘削を開始します。 -
掘削開始
確実な掘削幅の確保と支持層の見極めを行いながら掘削を進めます。
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掘削状況
確実な掘削幅の確保と支持層の
見極めを行いながら、掘削を進めます。 -
掘削完了
ボーリング柱状図と照らし合わせ、
監理及び現場管理者の支持層確認後、
速やかに造成体積を算出し、投入固化材量を決定します。 -
固化材投入
決定された配合量に基づき、固化材・水・掘削土を投入します。
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混合状況
上下攪拌を繰り返し、造成体を均一なものにします。
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フロー値確認
調整水量と改良体の適正度の確認には、シリンダー法を用いて
試験室決定フロー値の許容範囲内であることを確認します。日本道路公団規格 JHS A 313
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造成完了
所定レベルに高さを合わせ、造成を終了します。
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コア採取
造成体積150㎥に対し1箇所以上、
且つ1現場2箇所以上のコアを採取します。
動画Movie
使用バケットBucket
土質に合わせて装置を使い分けることで、高品質で均一性の高い施工が可能となりました。
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スケルトンミキシングバケット
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M型ミキシングフォークバケット
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自社製M型ミキシングフォークバケット
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ドライブミキシングバケット

オリジナルミキシングバケット
土質に応じて網目のサイズを変更できる特別仕様になっています。 また攪拌時の混合率アップのため、計算された独自の配置で攪拌棒をつけています。